貧血で悩む向けの市販薬には、
「ファイチ」と「マスチゲン」がありますが、
この2種類何が違うのかご存知でしょうか?
また成分の気になりませんか!?
今回の記事では、
・「ファイチ」と「マスチゲン」の違い
・ 使用される鉄や、他の成分(栄養素)は何?
こちらの情報をお伝えしていきます。
ファイチとマスチゲンはどこが違う?
貧血を早く治したくて、ドラッグストアなどで買える市販の鉄剤を服用している方もいますよね。
サプリメントよりも早い効果が期待できるので、出産が近い方でも飲んでいる妊婦さんもいます。
私は、産後からですが、貧血体質なので気になる時に市販の鉄剤を服用しています。
病院へ行く手間が省けて貧血も良くなるので、市販薬に頼る方も多いのではないでしょうか?
市販の鉄剤には、ファイチやマスチゲンが知られていますが、違いは何なのか調べてみました。
ファイチとマスチゲンはどちらも鉄が豊富に配合されていますが、種類が異なります。
それぞれに、使用されている鉄は?
「ファイチ」→溶性ピロリン酸第二鉄
「マスチゲン」→フマル酸第一鉄
そして、どちらの鉄剤にも葉酸が配合されていますが、ファイチの方が配合量は多いです。
マスチゲンには、ファイチには無い、リン酸水素カルシウムが配合されています。
鉄の他に、ファイチには葉酸が、マスチゲンにはカルシウムが配合されているということですね。
どちらの種類の鉄の方が貧血に効くの?
・ 溶性ピロリン酸第二鉄とフマル酸第一鉄はどちらが良いの?
・ 鉄は鉄だが、フマル酸第一鉄の方が若干ゆるやかに吸収される
・ 鉄の含有量はファイチの方が多い
ファイチとマスチゲンは、使用される鉄に大きな違いがあって、含有量も異なります。
でも、ファイチの鉄とマスチゲンの鉄、どちらが良いのかイマイチよくわからないですよね。
私は化学に疎いので、溶性ピロリン酸第二鉄と言われても「可愛いな」くらいにしか思いません。(笑)
溶性ピロリン酸第二鉄と、フマル酸第一鉄は、
どちらの方が貧血に効くのか、調べてみました。
どちらも、鉄は鉄なので、効果の出方に差がある、などのちがいはありません。
ファイチもマスチゲンも体の中で徐々に鉄が溶け出すタイプなので、吐き気も起きにくいです。
どちらかといえば、フマル酸第一鉄の方が、ゆるやかに吸収される作用があります。
鉄に大きな違いはありませんが、ファイチとマスチゲンでは鉄の含有量が異なります。
1日2錠の服用で、
・ファイチは鉄が10mg摂取できて、
・マスチゲンは23mg摂取出来ます。
成分だけで判断すれば、ファイチの方が効果は早い?
ファイチとマスチゲン、どちらを購入すれば良いか迷っている方も多いと思います。
見た目もほとんど変わらないので、「効果も同じなのでは?」と思ってしまいますよね。
私は、困った時はシンプルなものを選ぶようにしているので、成分が簡単なファイチを選びました。(笑)
ファイチとマスチゲンの成分を比較して、
どちらの方が効果があるのか、調べてみました。
ファイチの有効成分は、
溶性ピロリン酸第二鉄のほかに、葉酸とビタミンB12があります。
葉酸とビタミンB12にも造血作用があるので、鉄とトリプルで血液を造り出します。
マスチゲンには、
鉄の他にビタミンCやカルシウム、ビタミンB群や硫酸銅などが配合されています。
ビタミンCは鉄の吸収を良くし、カルシウムやビタミンBは赤血球を守る働きがあります。
血液をつくりだすという点から見れば、
ファイチの方が効果が高いので、貧血に早く効きますよ。
添加物はマスチゲンの方が多い?
薬を飲むときに、添加物がどれくらい入っているのか疑問に思う方も多いと思います。
私も、妊娠してから添加物に気を遣うようになり、出来るだけ無添加のものの摂取を心掛けていました。
薬に添加物はしかたないですが、出来る限り添加物が少ない方が安心して飲めますよね。
ファイチやマスチゲンには、
どんな添加物が使用されているのか、調べてみました。
ファイチやマスチゲンは錠剤なので、栄養を固めるための添加物が使用されています。
他にも、混ざりにくいものを混ぜやすくする乳化剤などもたくさん使われています。
さらに、どちらの鉄剤にも赤色102号という添加物の着色料が使用されています。
使用される添加物の数は、
・ファイチが14種類なのに対し、
・マスチゲンは18種類もあります。
まとめ
市販の鉄剤はどんなもの?ファイチとマスチゲンの違いとは?
こちら情報をまとめていきました。
いかがでしたでしょうか!?
市販薬に限らず物を選ぶ際には、ブランドや認知度を優先してしまいますが、
添加物にも目を向けると、ファイチが14種類、マスチゲンは18種類の添加物を使用しています。
それぞれ内容が違う事と、18種類もの添加物という多さにも驚きではないでしょうか。
ご覧いただきありがとうございました。